10年後の介護を考える|介護職専門 お悩み解決コラム ケアジョブ

No.51 10年後の介護を考える

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人手不足や離職率の高さで何かと課題の多い介護業界ですが、高齢化の進行に伴い、国はいろいろな施策を講じてきましたが、なかなかうまく成果が出ていないのが現状です。
今回は、介護業界の10年後について考えてみたいと思います。

押し寄せる高齢化の波(高齢化の現状)

介護保険がはじまった2000年度には、65歳以上の高齢者人口は2,165万人でしたが、2015年度には3,308万人と15年で約1.5倍になりました。一方で要介護・要支援の認定者に限っては、2000年度の218万人から2015年度には608万人と約3倍に増加しました。
さらに、団塊の世代が75歳を迎える2025年には、65歳の高齢者人口は3,675万人になると推測されています。

進む高齢化と人手不足

介護業界は今、慢性的な人手不足に悩んでいます。これまでに国策として、外国人の受け入れ政策や介護職員への処遇改善手当・復職支援のための貸付金制度など、人材不足を補うためにいろいろな対応策を講じてきました。しかし、人材不足解消が追い付かない現状です。

介護業界は成長産業である

進むAI化により、国も2018年の第7期の介護保険改正では、積極的に介護ロボットの導入推進に補助金を出す方針を打ち出しています。将来成長するといわれている業界を下記に紹介しましょう。

1位 IT業界
2位 ネット広告業界
3位 観光業界
4位 医療・介護業界

以上の結果からいえることは、4位に医療・介護業界がランクインしている要因として、人口減少問題や少子高齢化問題が大きく関わっていると思います。また、日本のどの業界・産業でも人手不足は深刻化していて、仕事の需要はあるが供給が足りないという日本が抱える最も大きな課題となっています。

介護業界の今後の展望

介護業界の課題は人手不足ですが、それらが克服できれば、介護業界は飛躍的に成長できる有望な産業でもあります。介護ロボットの活用はまだはじまったばかりで、見守りロボットのみ補助金の対象ですが、今後、さまざまな介助ロボットの活用で、介護職員の負担軽減や利用者に優しい介護ロボットの登場で介護現場の人手不足の一助になることでしょう。

また働き改革などを進めて、介護離職した方が復職しやすい環境整備などをし、子育てと両立した労働のできる復職支援をすることで、主婦でも働きやすい環境作りが重要です。

■まとめ

今回は介護業界の10年後について考えてきました。介護業界は、今後も成長していく産業です。人手不足という課題はありますが、国の政策でいろいろな対策が行われていますので今後、大きく発展していく期待が持てる業界でしょう。

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